2009年秋ののドラマは、今夜の『東京DOGS』でそこそこ出そろったのかな。
このドラマ、配役的にはけっこういいのでかなり期待してたんだけど、第1話観た限りではまったくだめだめだ。
演出がすごく悪いね。アクションシーンをもっときっちり決めてくれないと、コメディシーンとの起伏がはっきりしてこない。
水嶋ヒロのあのキャラは、おそらくエディ・マーフィを意識してるんだろうけど、本家の演技力とのギャップがありすぎて、全然生きてないんだよな。ていうか、邪魔だなあのキャラ。
来週観るかどうか、ちょっと微妙なところ。
秋からゴールデン昇格した『オトメン』は、「乙女の心を持つ男子」というキャッチフレーズが心にそれほど響かなくて、深夜帯のときはまったく観てなかったんだけど、先週初めて観たんだけど、思ってたほど悪くはなかった。これなら土曜日のときも観てたらよかったなあ。
香里奈の『リアル・クローズ』は、物語設定がちょっと時代に合ってないような。
同じ不況下でも、リーマンショック以前ならそこそこ受け入れられたかもしれないけど…。
いまならリアル・クローズよりファスト・クローズのほうがよかったんじゃないかな。まあ、香里奈がかわいいから来週以降も観ることに。さすがに『こち亀』は、香里奈が出てても耐えられなかったけどね。
水曜日。『相棒』は期待通りだったのはいうに及ばず、意外によかったのが『ギネ 産婦人科の女たち』。
藤原紀香と上地雄輔の配役で、ここまで見応えのあるドラマになるとは思わなかった。
冒頭の患者受け入れシーンは、あんまり救命らしくなかったシーズン4の『救命病棟24時』よりも緊迫感があって、スタッフ頑張ってるなあと思ったよ。
藤原紀香はコメディ演技より、こういう鉄面皮な役のほうが合ってるね。
コメディのときはなんか正視できない感じなんだよなあ。まあ、向き不向きがあるってことだろうね。
木曜日。頑張ってた割に視聴率がそれほどふるわなかったという『不毛地帯』。
シベリア抑留のような重いシーンが、視聴者からちょっと避けられたのかなあ。
まあ、内容的によかったので、これから徐々にあがってくるんじゃないの?
金曜日。『アンタッチャブル』…か。
コメディっぽい作りなんだけど、もっとディテールをしっかり演出して欲しい。
ビルの屋上から犯人が飛び降りちゃってるのに、刑事がぼけっと突っ立ってるのってどうよ。
こういうのって責任問題になっちゃうんだから、もっと慌てて犯人に駆け寄るとかしなきゃだめだろ。『相棒』はそういうとこ、しっかり作ってるぞ。
ていうか、これ仲間由紀恵の兄の刑事が全体の黒幕っていう伏線なのか。だとしたら、文句いってごめんね。
土曜日。TBSは前季『こち亀』に続いてやっちゃったね。
志田未来だし、世界的名作が原作だし、いじめシーン満載だし、大ヒット間違いなし、って思ってただろうね。
でも『小公女セイラ』は一桁だったのです。
だいたい、野島脚本がもてはやされた十数年前とは時代が違ってるっていうことに、スタッフは気づかなくっちゃ。
制作者サイドは、いまでもいじめドラマがヒットしてると、思ってるだろうけど、『女王の教室』が視聴率あがってきたのは、天海祐希演じる阿久津真矢先生は、どうも悪意があって児童を虐待してるわけじゃないらしいと、視聴者が気づきはじめたころからだし、『ライフ』もヒロインたちがいじめに毅然と立ち向かおうとしたころから視聴率が上向いてきたんだよね。
つまり、いじめだけが執拗にくりかえされる時期は、視聴者に敬遠される傾向にあるってことなんだ。
なんにしても、樋口可南子はまったくのキレ損だな。
ところが、日曜日のTBSはちょっと違う。
『JIN ― 仁 ―』がすばらしくおもしろいのだ。
思いがけず幕末の江戸にタイムスリップしてしまった脳外科医の物語だが、この状況が実に知的興味を刺激する。
現代の医療器具や薬などが入手できない状況で、主人公はいかにこの時代の人々を助けることができるのか? これは究極のサバイバルといえる。
また綾瀬はるかのけなげさが、まぶしい。
兄を死地から助け出してくれた仁に、心から傾倒し、医学知識などまったくないところから、仁の言葉を必死になって理解しようとする。このひたむきさがたまらない。
もう惚れてまうやろ。
そんなこんなで、『JIN』には法律相談所を一桁にたたき落としてくれることを期待している。
『JIN ― 仁 ―
』は村上もとか原作の人気コミック。かねてからストーリーテリングに定評のある作者の作品だけに、おもしろいのは当たり前か……。
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