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あの日に還りたい

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もしかすると当たりかも……『エンゼルバンク』

エンゼルバンク〜転職代理人』(テレビ朝日)は初回視聴率が7.5%と振るわなかったらしいが、録画しておいたのを視聴してみたところ(ごめんねえ。ゴチSPみてたんだよ)、けっこう楽しい作りになってるじゃないか。

 あとから知ったのだが、ハセキョーこと長谷川京子扮する井野真々子という役は、ヒットドラマ『ドラゴン桜』に登場するキャラクターそのものらしい。
 というのもこの、『エンゼルバンク』と『ドラゴン桜』は同じ原作者による作品だからなのだ。
 って、……みんな知ってたの?
 そうか知らなかったのはおれだけか。

 ということは、あのシーンでガッキーこと新垣結衣が出てきたのもそういう絡みのサービスシーンだったのか(気づくの遅すぎ)。

 それはさておき、この井野真々子ってキャラは、これまでハセキョーが演じた役の中では『スタアの恋』の小泉つぼみとならんで二大好きなキャラなんだよなあ。一直線にボケ倒すってのはなかなかいいんじゃないかな。

 さて物語は、運営方針をめぐって校長と団体交渉に臨んだ真々子が勢いで出した退職願を、校長があっさり受理したことで、真々子がいきなり無職になってしまうところから始まる。
 途方に暮れた真々子は転職セミナーに参加するが、講師であるカリスマ転職代理人、海老沢(生瀬勝久)から「あなたの転職市場での価値はゼロ円ですよ」といわれてしまう。
 海老沢に文句をいいにいった真々子は、海老沢の仕事を手伝わされる羽目になり、子持ちの主婦を、年収五百万円の仕事に一ヶ月以内に就職させないとならなくなる。

 子持ちの主婦役には、日本の三大不幸が似合う女優のひとりである奥貫薫を持ってくるあたり、なかなか抜け目ない。ちなみに三大不幸が似合う女優のもうひとりは木村多江で、残る一人が……ええと(まあ、だれでもいいや)。
 物語の展開は漫画原作だけあって、おとぎ話fairy taleだなって感じはまあ否めないけれど、こういったおとぎ話ドラマだって、やっぱ必要なんじゃないのかなあ。

 裏番組との兼ね合いで、録画視聴が多くなるかもしれない枠なんだけど、全話視聴という方針で損はないと思うぞ。大島優子、ピンで見るとけっこうかわしいし…。

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2009年秋ドラマの感想など

 2009年秋ののドラマは、今夜の『東京DOGS』でそこそこ出そろったのかな。
 このドラマ、配役的にはけっこういいのでかなり期待してたんだけど、第1話観た限りではまったくだめだめだ。
 演出がすごく悪いね。アクションシーンをもっときっちり決めてくれないと、コメディシーンとの起伏がはっきりしてこない。
 水嶋ヒロのあのキャラは、おそらくエディ・マーフィを意識してるんだろうけど、本家の演技力とのギャップがありすぎて、全然生きてないんだよな。ていうか、邪魔だなあのキャラ。
 来週観るかどうか、ちょっと微妙なところ。

 秋からゴールデン昇格した『オトメン』は、「乙女の心を持つ男子」というキャッチフレーズが心にそれほど響かなくて、深夜帯のときはまったく観てなかったんだけど、先週初めて観たんだけど、思ってたほど悪くはなかった。これなら土曜日のときも観てたらよかったなあ。

 香里奈の『リアル・クローズ』は、物語設定がちょっと時代に合ってないような。
 同じ不況下でも、リーマンショック以前ならそこそこ受け入れられたかもしれないけど…。
 いまならリアル・クローズよりファスト・クローズのほうがよかったんじゃないかな。まあ、香里奈がかわいいから来週以降も観ることに。さすがに『こち亀』は、香里奈が出てても耐えられなかったけどね。

 水曜日。『相棒』は期待通りだったのはいうに及ばず、意外によかったのが『ギネ 産婦人科の女たち』。
 藤原紀香と上地雄輔の配役で、ここまで見応えのあるドラマになるとは思わなかった。
 冒頭の患者受け入れシーンは、あんまり救命らしくなかったシーズン4の『救命病棟24時』よりも緊迫感があって、スタッフ頑張ってるなあと思ったよ。
 藤原紀香はコメディ演技より、こういう鉄面皮な役のほうが合ってるね。
 コメディのときはなんか正視できない感じなんだよなあ。まあ、向き不向きがあるってことだろうね。

 木曜日。頑張ってた割に視聴率がそれほどふるわなかったという『不毛地帯』。
 シベリア抑留のような重いシーンが、視聴者からちょっと避けられたのかなあ。
 まあ、内容的によかったので、これから徐々にあがってくるんじゃないの?

 金曜日。『アンタッチャブル』…か。
 コメディっぽい作りなんだけど、もっとディテールをしっかり演出して欲しい。
 ビルの屋上から犯人が飛び降りちゃってるのに、刑事がぼけっと突っ立ってるのってどうよ。
 こういうのって責任問題になっちゃうんだから、もっと慌てて犯人に駆け寄るとかしなきゃだめだろ。『相棒』はそういうとこ、しっかり作ってるぞ。
 ていうか、これ仲間由紀恵の兄の刑事が全体の黒幕っていう伏線なのか。だとしたら、文句いってごめんね。

 土曜日。TBSは前季『こち亀』に続いてやっちゃったね。
 志田未来だし、世界的名作が原作だし、いじめシーン満載だし、大ヒット間違いなし、って思ってただろうね。
 でも『小公女セイラ』は一桁だったのです。
 だいたい、野島脚本がもてはやされた十数年前とは時代が違ってるっていうことに、スタッフは気づかなくっちゃ。
 制作者サイドは、いまでもいじめドラマがヒットしてると、思ってるだろうけど、『女王の教室』が視聴率あがってきたのは、天海祐希演じる阿久津真矢先生は、どうも悪意があって児童を虐待してるわけじゃないらしいと、視聴者が気づきはじめたころからだし、『ライフ』もヒロインたちがいじめに毅然と立ち向かおうとしたころから視聴率が上向いてきたんだよね。
 つまり、いじめだけが執拗にくりかえされる時期は、視聴者に敬遠される傾向にあるってことなんだ。
 なんにしても、樋口可南子はまったくのキレ損だな。

 ところが、日曜日のTBSはちょっと違う。
『JIN ― 仁 ―』がすばらしくおもしろいのだ。
 思いがけず幕末の江戸にタイムスリップしてしまった脳外科医の物語だが、この状況が実に知的興味を刺激する。
 現代の医療器具や薬などが入手できない状況で、主人公はいかにこの時代の人々を助けることができるのか? これは究極のサバイバルといえる。
 また綾瀬はるかのけなげさが、まぶしい。
 兄を死地から助け出してくれた仁に、心から傾倒し、医学知識などまったくないところから、仁の言葉を必死になって理解しようとする。このひたむきさがたまらない。
 もう惚れてまうやろ。
 そんなこんなで、『JIN』には法律相談所を一桁にたたき落としてくれることを期待している。


JIN ― 仁 ―』は村上もとか原作の人気コミック。かねてからストーリーテリングに定評のある作者の作品だけに、おもしろいのは当たり前か……。

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急展開見せる『魔女裁判』

 問題作『魔女裁判』(フジテレビ)もいよいよ佳境……なのかな。
 このドラマ、裁判員制度が内包するさまざまな問題点を暴き出していく、などという高尚な意識はさらさらなく、裁判員制度というシチュエーションを用いてひたすら遊ぼうというサスペンスドラマなので、観ていてある意味気持ちいい。
 なのに視聴率がさっぱり上がらないのはどうして?

 裁判員ひとりひとりの弱みを握って、裁判結果を有利に導こうとする闇組織が存在するという設定は、一見ありそうだけど、いざ実行に移そうとすると強大な組織力がいるし、金もいっぱいかかりそう。
 でも、もともとそれなりの組織力があるところが、経費度外視で組織の名誉を守るために……というケースならあるかもしれないね。

 さて、最近のストーリーでは、闇組織のボス、サングラスの黒川っていう男の正体が、組織に脅迫を受けている裁判員のひとり白川さん(加藤あい)の旦那だったということが明らかになり(あくまで視聴者にだけはってことね)、なにがなんだかわからなくなってきてるし、オレンジさんこと徹(生田斗真)の恋人である新聞記者本宮香織(比嘉愛未)が、徹と白川さんの仲を邪推して、徹の頭部を殴打するという犯罪行為に及んでしまう。でもって、香織は誤って二階の窓から転落してしまうんだけど……

 そんなわけで、『どんど晴れ』(NHK)のおしどり夫婦は『ゴンゾウ』(テレビ朝日)とこのドラマで、なかよく犯罪者になっちゃったというわけ。
 いやあ、月日の経過って恐ろしいものですなあ。

魔女裁判関連リンク

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『チーム・バチスタの栄光』に期待(10月新ドラマ)

 更新が滞っていて申し訳ないす。
 7月期の連ドラの批評・感想はおいおいUPしていくことにして、今回は10月期の新ドラマへの期待度などを。

 10月期の新ドラマで、わっちゃ的に期待度ナンバーワンなのが、火10の『チーム・バチスタの栄光』(フジテレビ)。
 原作を読んだだけで映画版はまだ観ていないのだが、小説はなかなかよくできたミステリーだった。
 病院内の政治力学の描写は原作者が本職の医者ならではのものだろう。
 そういった政治力学が、殺人事件の謎とうまく絡み合っている。うなりながら読み終えた。

 ドラマでは、探偵役の白鳥とコンビを組む医者田口公平の役を伊藤淳史が演じる。年齢的には伊藤は若干若すぎるような気がしないでもないが、キャラクター的にはばっちり合っているのかも。
 変人探偵白鳥圭輔を演じるのは仲村トオル。映画版の阿部寛はエキセントリックな白鳥にぴったりだと思うけど、仲村トオルはあんまり変人ぽいイメージがないので、こちらはどうかな。それなりに見せてくれると期待しておこう。
 映画版、ドラマ版、ともに痩身の俳優が演じているのだが、実は小説のなかの白鳥はメタボ体型なのだ。小説読んでがっかりしないように。

 ドラマの犯人は、小説とも映画とも違う設定にするということだが、いいかえれば状況をちょこっといじるだけで、だれが犯人であってもいいってことになるのかな。
 原作の小説は映画化するにはちょうどいいサイズというふうに感じたのだが、連続ドラマにすることで、よけいな要素入れすぎの気の抜けた作品にならないように祈っている。

 そのほか注目している作品は『相棒 season7』(テレビ朝日系水9)、『流星の絆』(TBS系金10)、『七瀬ふたたび』(NHK木8)、『ブラッディ・マンデイ』(TBS系土8)。
『相棒』はシーズンを重ねるごとに人気が上昇しているシリーズで、もはやテッパンという感じ。
『流星の絆』は東野圭吾原作の小説(これまだ読んでないや)をクドカンこと宮藤官九郎が脚色したミステリードラマ。
 実際、おいらの場合クドカンはどちらかいうと苦手なんだけど、東野圭吾という名前の求心力が勝ったというところかな。
『七瀬ふたたび』は筒井康隆の名作で超能力者の戦闘もの。
『ブラッディ・マンデイ』は、高校生のスーパーハッカーが国際テロ団と闘うという漫画原作のサスペンスものらしくて、ちょっと気になる。

 ああ、こうしてみると、おいらはミステリードラマばかりに注目してるみたいだな。

 主婦層なんかは、SATC(Sex and the City)系ドラマにインスパイアされたような『SCANDAL』(TBS系日9)あたりに注目してるのかもしれないけど、おいらはその系列ちょっと苦手なんだなあ。
 あと温水洋一が日テレ系のナイトドラマ『トンスラ』で初主演するという情報を得て楽しみにしてたんだけど、どうもその作品、関西ではネットされてないようなのだ。残念。
 吉高由里子が共演するというのでものすごーく楽しみにしてたのになあ。ホント残念。

 そうそう、温水主演で思い出したけど、佐々木蔵之介が主演する『ギラギラ』(テレビ朝日系金9)もちょっと楽しみである。

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だめだめだった今季の『ごくせん』

 6月27日に『ごくせん』が最終回を迎えた。最終回の視聴率は23.6%。その前の2週が続けて18%前後で20%を少し割り込んでいたから、それなりにスタッフは安堵の溜息をついたことだろう。

 だからといって安心してもらっちゃ困る!
 10話、11話が20%割れしたのは他局が裏番組に強力なコンテンツを持ってきたからだが、ドラマに地力があればそんなものはなんてことなかったはずなのだ。
 実際わたしも10話のときは裏の『相棒』再放送を観ていた口だ。『ごくせん』も一応録画はしていたもののその後再生視聴していない。1話飛ばしても別にどうってことないって感じなのだ。

 それというのも今シーズンの各エピソードが、どうもファーストシーズンもしくはセカンドシーズンで観たものの焼き直しにしか見えなかったからである。
 今シーズンスタート前には、生徒役の力不足を指摘する記事があちらこちらのマスコミに掲載されていたが、生徒役がどうのこうのいう前に脚本自体が力不足だったように思えてならない。

 ていうより、このシリーズ自体が一番出来がいいのがファーストシーズンで、セカンドシーズンはその評判に後押しされて一気に走り抜け、そしてサードシーズンはその惰力でやっとこさ完走したというふうに見える。
 そんなわけなんで、シーズン4をやろうなんて欲は出さないほうがいいと思うよ。
 もしやるなら徹底的に脚本を磨き上げなきゃ。
 どっちにしたって、仲間由紀恵は年齢的にももうやりたくないだろうし……。

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